利害関係者がこういう記事はOK?やっぱり文章の切れが悪い。あまりクリアーではないなと思いつつも…
悩み事
最近ではないですが、日本の大学の研究力低下に関する話題には事欠かないですよね…
まあ、しがない研究者としてもそこは気になるわけです。
「おまえらもっとまじめに研究して業績出せよ」
と叱咤激励(?)されるわけで…
科研費とか競争的資金獲得に奔走します。国際会議に出すといっても旅費・学会参加費がかかりますし、国際論文誌出すにしたっても投稿料が必要ですし、自腹で業績出せっていうのも避けられるなら避けたいわけで…。さらに、実験やらなんやらで金かかる、と。
共通認識(であってほしい)
どう評価するか (トップ10パーセント論文、そこまで言わなくとも国際論文誌数、分野によってはトップ国際会議論文数) は置いとくとして、研究力強化はしたいとみんな思っていると思います。そのために投資はしなければいけない、というのは共通認識としていいのではないかと思っています。とすると、
どう投資をするのか?
が問題となります。競争的資金を増やして「集中と選択」とおっしゃられているので、投資を上手くやりたいということなんだと思います。
投資の評価
結局、
- 投資の仕方が悪かった
- 投資の仕方は良かったんだけど量が足らなかった
- (それ以外)
だと思っています。それ以外のいい内容を思いつく人がいれば教えていただきたいです。
1.投資の仕方が悪かった場合
選択的に投資をしたけれども、あまり投資した先とそうでないところで有意な差が出なかった(ただし金ないと何もできないので、出してないところと出したところで、有意な差がないと困る。)
2.投資の仕方は良かったんだけど量が足りなかった
投資したところは期待通りの業績が出ていたけど、全体としてはまだ満足はいかない。
こういう判断をしようにしても期待通りの業績とは何なんでしょうかね?分野にもよるでしょうし、なんか明確な目標みたいなものがあるといいかもしれません。そうすると、投資と期待ゲインがある程度計算できますよね。
1だと投資の仕方を考えるしかなく、2だと金増やすしかないですよね。結構重要な判断なのに、判断材料が日本全体で見た統計量しかないというのは、これ以上議論できないですよね?
暴論
結局、上手い投資方法なんてないんじゃ。そもそも5年後とか10年後先見据えて研究しろとか言われて、それで確実に成果出せって、私ら予言者か!多分、競争的資金の審査員の方も言いたいと思います。私ら予言者か!と。そんなに審査が当たるかと。
ちなみにベンチャー企業が成功する確率が10パーセント程度だそうです。いろいろと頑張ったとしても。大物研究になると下手すると(?)それよりも確率低いんじゃないかなと。
ざっくりとしたモデル
切れが悪いと思いつつ、ここにきてこういう式を出しますが、
研究業績 = 投資額 × 効率
だと思います。まあ、そんなに嘘ではないかと。で、ベンチャーの例ではないですが、効率上げるのも限界かと。結局投資額で勝負かと…
まとめ
ま、研究者も単なる人間ですし、自分が絡むと理論的には話できないですよね(汗)